クランク周りをバラして清掃してみる

昨日の江田島ライドでロードバイクがドロドロになってしまったので、分解清掃してみます。

いつもはスプロケットくらいまでに留めていますが、今回は、フロントのチェーンリングまで分解してみたいと思います。

まずは、左クランクの六角ボルトを【5mmアーレンキー(六角レンチ)】で緩めます。

5mmの六角緩める

次に、マイナスドライバーでクランクの割れ目を軽く広げると同時に、抜け止めのプレートをずらす。

次にクランクキャップ外しを使ってクランクキャップを外す。

クランクキャップ外し

クランクキャップを外したら、左クランクを外す。

右クランクも抜く。この時、固着している場合は、ゴムハンマーまたはプラスチックハンマーで軽くシャフトを叩くと外れる。

チェーンリングは【T30のトルクスレンチ】で緩め外す。

チェーンチングをバラして清掃

組み立ては逆の作業

チェーンリングのボルトにグリスを塗っておく。

チェーンリングのボルトは、【6.9N•m】

BBと当たる部分、クランクシャフト及びクランクキャップのネジ溝にグリスを塗っておく。

グリスアップ

右クランクを挿入する。

クランクシャフトのスプライン(溝)をよく確認する。

広い部分+丸穴がある方が、クランク抜け止めプレートがある側

広い部分のみが、ペダル側になる。

クランクの中にもスプライン(溝)が切ってあるので確認して、左クランクを挿入する。

次に、クランクキャップを締める。

クランクキャップを締める

クランクの六角ボルトを仮締めし、抜け止めプレートを押し込む。

抜け止めプレートには爪があり、それがクランクシャフトの穴部分に引っかかる様になっている。

抜け止めプレートを押し込む

最後に、クランクの六角ボルトを締める。

締め付けトルクは、【12N•m〜14N•m】

締め付けトルク

チェーンリングだけ外すのであれば、ここまでせずにチェーンリングのT30のボルトを外せば分解できます。ただ、作業効率やグリスアップ等を考えると分解する方が良いかと。

ただ、特殊工具が必要となりますのでご注意ください。

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クランク換装後ヒルクライムテストをしてみた

さぁ〜やってきました!ヒルクライムテスト!

楕円リングが入れたくて・・・でも一筋縄ではいかず紆余曲折しましたが・・・やっと形になりました! 😛

コンパクトクランクへ換装

納車時から比べると・・・完全にクライマー仕様なマシンになってしまいましたね。平坦最強のエアロバイクなのですが・・・・ 🙄

比較してみた

カッコよさでバイク選んで走ってみたら、平坦よりヒルクライムの方が結果が見えるから楽しくて・・・年末にヒルクライム寄りにマシンをアップデートしたものの、年明けからブルベという超ロングライドの魅力にどっぷり 😆

長時間ケイデンスを維持できるマシンにしたくて・・・納車から1年経たずして大変貌しちゃいましたね 😆

さて、問題のヒルクライムはどうだったのか?

ベストタイムを出した1月と今回とを比較して検証してみたいと思います。

ホームコース(裏山?)広島県呉市灰ケ峰

本通り8丁目セブンイレブン〜灰ケ峰
比較

今回の走りは、とにかく軽く回すことに専念してみました。途中暑さでバテ気味でした。心拍辛いのに、脚は元気みたいな空回り 😆

1月は最後400mで下ハンドルでダンシングして悪あがきでしたが、今回は最後までシッティングでとにかく回す!

ゴールしてからも脚は元気でびっくりでした。恐るべし楕円リング 😯

●楕円リングのインプレ・・・

楕円リングにシフトした瞬間は、フワンフワンフワンという独特なリズムに脚があれ?っと空回りしている感覚になります。

しかし、そのリズムにケイデンスを合わせると、真円のギアと何ら変わりなくグイグイ踏めるようになります。

●真円との大きな違いは?

真円だとずーと重いという感覚で、乳酸が溜まって最後は辛い

楕円だと、パワー掛かってるのが90°部分だけで、とにかく軽い。1、2枚重いギヤでも走れる。

写真の左が真円リング(アウターリング)
写真の右が楕円リング(インナーリング)の比較です。

真円リングの場合、概ね60〜115°の間にパワーピーク

楕円リングの場合、概ね90〜120°の間にパワーピーク

同じ斜度で、ギヤ比をほぼ合わせた状態で検証したのですが、リズム良く踏めることから、楕円リングの方がパワーが出やすいという結果になりました。

いや〜恐るべし楕円リングとGARMINのパワーメーター・・・全て数値で効果が見える・・・ 😆

●楕円リングのもう一つの効果

向かい風が楽になる!

島などを走ると、ずっと向かい風ということが多いので嫌になるのですが・・・真円リングと違って楕円リングだと、ずっと重いということがない。

インナーでも十分30km /h巡航できるので、ブルベ等のロングライドでは細かいシフトが効いてきそうです。

また、今回はインナーのみ楕円リングにしていますが、同じ発想をアウターリングにも応用したら、面白そうです。

いつか・・・多分今年中?アウターもやってそうな気がする :mrgreen:

●そういえばバーテープの痺れ対策は?

バーテープ交換ついでに痺れ対策

えぇ〜と・・・長距離乗ってみないと分からないので・・・ブルベトレーニングした時にインプレします 😥

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コンパクトクランクへ換装

さて、本来実施される予定だった4月の400kmブルベ、5月の山岳200kmブルベは期日未定の延期に・・・

しかし、当初の予定通りマシンの段階アップデートは進めてしまいます 😛

ギヤ比の検討から始まった今回のアップデート妄想ですが・・・

ギヤ比について考えてみよう

ギヤ比について考えてみよう(チェーンリング編)

クランク長について考えてみる

楕円リング(バロックギア)について考える

ついにパーツが揃ったので、形にして行きます! 😛

パーツ来た!

クランクを外して、BB(ボトムブラケット)をベアリングリムーバーを使用して取り外す。

新しいBBは、左右の刻印に気をつけてフレームにセット
圧入専用工具を使って圧入する。

インナーチェーンリングを楕円リングへ入れ替えます。
T30のトルクスレンチ
取り付け時は、リング内側の突起とクランクを合わせる。
締め付けトルク6.9N.m(対角線で締め付け)

チェーン脱落防止のためにチェーンキャッチャーもついでに取り付け

Suginoの楕円リングは落ちにくいということですが・・・保険です 😛

最後にチェーン長も調整です。アウターリングが52Tから50Tへ変わったので、2コマ減りますね。

楕円リングにしたことにより、リアディレーラーのスタビライザー機能が使えるかな?と動画に撮ってみたものの・・・スタビライザー付きの時点でかなりテンション掛かってる・・・分かりにくいので、また今度企画してみます。

ノーマルGSディレーラーとRXディレーラーを比較してみないと分からないかも

さて、変化の程は?ヒルクライムアタック行ってみましょう!

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BB ボトムブラケットについて考えてみる

さて、次に導入したいクランクが決まりました。

SHIMANO ULTEGRA R8000 50/34T 165mm

クランク長について考えてみる

しかし、導入にはもう一つ山を超えなければなりません・・・それはBB(ボトムブラケット)です。

パワーメーター選びを再度検討してみる

スプロケット を更に容量UPしてみる

パワーメーター導入や、バロックギアを入れようと画策していた時にも悩み結局やめてたBBの互換性・・・

今入っているのが、FSA BB386EVO

シェル幅:86.5mm
ねじ切り:なし(圧入)
内径:46mm
シャフト径:30mm

シェル幅とは、BBが入っているところのフレーム幅のこと

シェル幅

ねじ切りの有無と内径

ねじ切りの有無と内径

ねじ切りがあるタイプとは、昔ながらのシェル幅68mmのタイプに多く、スクエアテーパー、ホローテックⅡなど

ねじ切りなしの圧入タイプは、カーボンフレームに多く、よりハイパワーを稼ぐためにシャフト径が30mmと太いクランクに対応している。BB30・PF30・PF86・BB386EVOなど

シャフト径

シャフト径

SHIMANO DURA-ACE、ULTEGRAなどは24mm
FSAなどは30mm

ボトムブラケットを選ぶ時は、シェル長・内径・シャフト径・ねじ切り有無を要チェックです。シャフト径30mmでも内径が違うだけでかなり種類が出てますので!

ということで、今のマシンは・・・

シェル長:86.5mm
内径:46mm
ねじ切りなしの圧入

使いたいシャフト径:24mm

そんな規格のBBなんて・・・本来はない・・・ではどうするか?

BBメーカーから変換アダプタが出ています。

FSA EE084

このアダプターが手に入れば安上がりなのだが・・・残念ながら・・・コロナ絡みで輸入がストップしているため・・・手に入らない・・・待つか?

日本のメーカーであるはずだ!

Sugino CONVERTER

ありました!SuginoのBB386EVO-IDS24 STEEL CONVERTER

セラミックもありますが・・・値段の違いを体感できるか今の脚質だとわからないので・・・今回はスチールにしました。

アダプターを噛ますより良さそうです。

これで晴れてクランク交換の準備が整いました!

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チェーンをDURA-ACEに交換

昨年7月に納車されて、2019年内でやっと2000km届くかぐらい乗りましたが・・・

今年は1か月あたり1000kmペースに増加・・・すでに2000km超えてきました。 😛

チェーンの寿命は3000km(こまめにメンテナンスした場合)と言われているようで・・・ノーメンテだと最悪切れることもあるそうです 😯

チェーンの洗浄 ブログ はこちら

チェーンは100kmごとまたは、外のライドから帰ってきたら基本的に洗浄してましたが、やはり距離が伸びてくるとギヤへの掛かりが悪くなってきて、1、2段飛んで変速してしまうことが多発してきましたので・・・交換を決意

チェーンは、SHIMANOならULTEGRA以上にしようと思いつつ、カタログみながら・・・KMC DLC11みたいなカラフルなのも面白い・・・けど2万円は手が出ない 😆

そんな時、YouTubeでチェーンの耐久テストをしている面白い動画と出会いました!

日本での知名度はあまり高くありませんが、ドイツの老舗メーカー「Wippermann」が作っている「Connex」というブランドのチェーンが伸びにくく、高効率だという情報を知りました。

YouTubeの実験では、実際に近い環境でテストして自社製品と有名メーカーのチェーンを比較しているのですが、SHIMANOの「CN-HG901」いわゆるDURA-ACEのチェーンが全体の5位

1位 Connex 11SX が187時間(約6700km)

4位 KMC X11SLが112時間(約4000km)

5位 SHIMANO CN-HG901が87時間(約3100km)

8位 SHIMANO CN-HG701が70時間(約2500km)

9位 SHIMANO CN-HG601が67時間(約2400km)

という結果らしい・・・

DURA-ACE(HG901)5,223円
ULTEGRA(HG701)4,644円
105(HG601)3,641円

ってなると・・・1,000円差で選べるSHIMANOはまだ優しい方

XMCになると途端に1万〜2万円に跳ね上がりますから・・・

ということで・・・

通ってるお店で取扱できる中で検討・・・XMCもいけますが・・・

クロス掛けでもスムーズな駆動、SIL-TECコーティングを採用・・・という謳い文句と先の実験動画からDURA-ACE(CN-HG901)をチョイスしました 😛

CN-HG901-11

交換前後で、触った感触を試そうと交換前の写真を撮ってみました。

交換前

取り外し作業

チェーン長決定

ミッシングリンクリムーバーは、解除だけの物が多いが、写真のように逆にテンションをかけ、ロックする方にも使える物もある。

ミッシングリンクをロックする時は、リンクをチェーンにセットして、ペダルに体重をかけてチェーンを伸ばすとロックが掛かるというやり方でもできますが、あくまでも応急的なやり方なため、お勧めしないそうです。

チェーンカッターは、シングルから11スピードまでオールマイティーに使える物もありますが、ギヤ数に応じてチェーンの大きさも異なるため、あまりお勧めしないそうです。

交換完了・・・

手で触った感じ、新品と伸びたチェーンの差は?

分からない・・・」 😛

でも音は静か!(チェーン洗浄した時よりも綺麗な音)

もちろん変速ミスもなくスムーズです。

また交換時期が来た時に効果があると思われるので、その時インプレしますね!

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