コンパクトクランクへ換装

さて、本来実施される予定だった4月の400kmブルベ、5月の山岳200kmブルベは期日未定の延期に・・・

しかし、当初の予定通りマシンの段階アップデートは進めてしまいます 😛

ギヤ比の検討から始まった今回のアップデート妄想ですが・・・

ギヤ比について考えてみよう

ギヤ比について考えてみよう(チェーンリング編)

クランク長について考えてみる

楕円リング(バロックギア)について考える

ついにパーツが揃ったので、形にして行きます! 😛

パーツ来た!

クランクを外して、BB(ボトムブラケット)をベアリングリムーバーを使用して取り外す。

新しいBBは、左右の刻印に気をつけてフレームにセット
圧入専用工具を使って圧入する。

インナーチェーンリングを楕円リングへ入れ替えます。
T30のトルクスレンチ
取り付け時は、リング内側の突起とクランクを合わせる。
締め付けトルク6.9N.m(対角線で締め付け)

チェーン脱落防止のためにチェーンキャッチャーもついでに取り付け

Suginoの楕円リングは落ちにくいということですが・・・保険です 😛

最後にチェーン長も調整です。アウターリングが52Tから50Tへ変わったので、2コマ減りますね。

楕円リングにしたことにより、リアディレーラーのスタビライザー機能が使えるかな?と動画に撮ってみたものの・・・スタビライザー付きの時点でかなりテンション掛かってる・・・分かりにくいので、また今度企画してみます。

ノーマルGSディレーラーとRXディレーラーを比較してみないと分からないかも

さて、変化の程は?ヒルクライムアタック行ってみましょう!

作成の励みになります!イイね!シェア!コメント!お願いします!

 

クランク長について考えてみる

クランク長とは・・・軸からペダル軸までの長さのこと。写真の矢印部分ですね。

クランク長とは

クランクは、ペダルにかけた力を「てこの原理」でパワーと回転力をチェーンへと伝える重要パーツ

このクランク長を決める要素は昔から色々と論議されているそうです。今の完成車にはほとんど170mmが採用されています。

体にあったクランク長を決める式はいくつかあるようです。

私のサイズを例に計算してみます。
(例:身長 168cm・股下 80cm)

身長(mm)÷10
1680÷10=168.0(mm)

身長(mm)÷10-5
1680÷10-5=163.0(mm)

股下(cm)×1.25+65
80×1.25+65=165.0(mm)

身長(mm)の9.5%
1680×9.5%=159.6(mm)

諸説あるそうですが、あとは2.5mm〜5mm刻みでクランク長を試してみるしか最適な長さというのは決まらないそうです。ただ、プロの世界でも少し短めのクランクを選択するのが最近のトレンドだそうです。

長くすれば、てこの原理でパワーがより強くリアに伝わり、短くすればパワーは弱くなります。ただ、2.5mm差のパワーは誤差範囲とのこと。

それよりも、股関節や膝への負担でクランク長を考えた方が良いらしい。

膝への負担?ってなりそうなので・・・昔懐かしい円周の求め方から考えてみたいと思います。

円周の求め方
直径(半径×2)×3.14 でしたね・・・ 🙄

170mmクランクの場合
170×2×3.14=1067.6mm

165mmクランクの場合
165×2×3.14=1036.2mm

ペダル一回転で差は31.4mm、3%も移動距離が減少するのですね・・・

仮にケイデンス80rpmで1分間回すと・・・

170mm:85408mm
165mm:82896mm

1分間で2.51mも差が出ます。ブルベ等のロングライドで12時間とか走ると・・・かなりの差になりますね。 😯

それだけ足を回すとなると・・・やはり膝や股間節への負担は大違いですね。体が硬い人、膝を壊しやすい人は見直すのが良いかと。

パワーメーターをこれからという方もクランク長気になってる場合は少し考えてみてはいかがでしょうか?

ちなみにSHIMANOクランクの場合は、長さの選択は以下の通りです。

DURA ACE(R9100)
165/167.2/170/172.5/175/177.5/180mm

ULTEGRA(R8000)
165/170/172.5/175mm

105(R7000)
160/165/170/172.5/175mm

となります。

以上のことから、ULTEGRA R8000 50/34T 165mmをチョイス

これを機に、少しでも足の負担が減ることを願います。

作成の励みになります!イイね!シェア!コメント!お願いします!