クランク換装後ヒルクライムテストをしてみた

さぁ〜やってきました!ヒルクライムテスト!

楕円リングが入れたくて・・・でも一筋縄ではいかず紆余曲折しましたが・・・やっと形になりました! 😛

コンパクトクランクへ換装

納車時から比べると・・・完全にクライマー仕様なマシンになってしまいましたね。平坦最強のエアロバイクなのですが・・・・ 🙄

比較してみた

カッコよさでバイク選んで走ってみたら、平坦よりヒルクライムの方が結果が見えるから楽しくて・・・年末にヒルクライム寄りにマシンをアップデートしたものの、年明けからブルベという超ロングライドの魅力にどっぷり 😆

長時間ケイデンスを維持できるマシンにしたくて・・・納車から1年経たずして大変貌しちゃいましたね 😆

さて、問題のヒルクライムはどうだったのか?

ベストタイムを出した1月と今回とを比較して検証してみたいと思います。

ホームコース(裏山?)広島県呉市灰ケ峰

本通り8丁目セブンイレブン〜灰ケ峰
比較

今回の走りは、とにかく軽く回すことに専念してみました。途中暑さでバテ気味でした。心拍辛いのに、脚は元気みたいな空回り 😆

1月は最後400mで下ハンドルでダンシングして悪あがきでしたが、今回は最後までシッティングでとにかく回す!

ゴールしてからも脚は元気でびっくりでした。恐るべし楕円リング 😯

●楕円リングのインプレ・・・

楕円リングにシフトした瞬間は、フワンフワンフワンという独特なリズムに脚があれ?っと空回りしている感覚になります。

しかし、そのリズムにケイデンスを合わせると、真円のギアと何ら変わりなくグイグイ踏めるようになります。

●真円との大きな違いは?

真円だとずーと重いという感覚で、乳酸が溜まって最後は辛い

楕円だと、パワー掛かってるのが90°部分だけで、とにかく軽い。1、2枚重いギヤでも走れる。

写真の左が真円リング(アウターリング)
写真の右が楕円リング(インナーリング)の比較です。

真円リングの場合、概ね60〜115°の間にパワーピーク

楕円リングの場合、概ね90〜120°の間にパワーピーク

同じ斜度で、ギヤ比をほぼ合わせた状態で検証したのですが、リズム良く踏めることから、楕円リングの方がパワーが出やすいという結果になりました。

いや〜恐るべし楕円リングとGARMINのパワーメーター・・・全て数値で効果が見える・・・ 😆

●楕円リングのもう一つの効果

向かい風が楽になる!

島などを走ると、ずっと向かい風ということが多いので嫌になるのですが・・・真円リングと違って楕円リングだと、ずっと重いということがない。

インナーでも十分30km /h巡航できるので、ブルベ等のロングライドでは細かいシフトが効いてきそうです。

また、今回はインナーのみ楕円リングにしていますが、同じ発想をアウターリングにも応用したら、面白そうです。

いつか・・・多分今年中?アウターもやってそうな気がする :mrgreen:

●そういえばバーテープの痺れ対策は?

バーテープ交換ついでに痺れ対策

えぇ〜と・・・長距離乗ってみないと分からないので・・・ブルベトレーニングした時にインプレします 😥

作成の励みになります!イイね!シェア!コメント!お願いします!

コンパクトクランクへ換装

さて、本来実施される予定だった4月の400kmブルベ、5月の山岳200kmブルベは期日未定の延期に・・・

しかし、当初の予定通りマシンの段階アップデートは進めてしまいます 😛

ギヤ比の検討から始まった今回のアップデート妄想ですが・・・

ギヤ比について考えてみよう

ギヤ比について考えてみよう(チェーンリング編)

クランク長について考えてみる

楕円リング(バロックギア)について考える

ついにパーツが揃ったので、形にして行きます! 😛

パーツ来た!

クランクを外して、BB(ボトムブラケット)をベアリングリムーバーを使用して取り外す。

新しいBBは、左右の刻印に気をつけてフレームにセット
圧入専用工具を使って圧入する。

インナーチェーンリングを楕円リングへ入れ替えます。
T30のトルクスレンチ
取り付け時は、リング内側の突起とクランクを合わせる。
締め付けトルク6.9N.m(対角線で締め付け)

チェーン脱落防止のためにチェーンキャッチャーもついでに取り付け

Suginoの楕円リングは落ちにくいということですが・・・保険です 😛

最後にチェーン長も調整です。アウターリングが52Tから50Tへ変わったので、2コマ減りますね。

楕円リングにしたことにより、リアディレーラーのスタビライザー機能が使えるかな?と動画に撮ってみたものの・・・スタビライザー付きの時点でかなりテンション掛かってる・・・分かりにくいので、また今度企画してみます。

ノーマルGSディレーラーとRXディレーラーを比較してみないと分からないかも

さて、変化の程は?ヒルクライムアタック行ってみましょう!

作成の励みになります!イイね!シェア!コメント!お願いします!

 

楕円リング(バロックギア)について考える

クランクをコンパクトクランクにすることで、フロントインナーリングが36Tから34Tになるのでこれでも少しは軽く回せるのですが・・・

ギヤ比について考えてみよう(チェーンリング編)

ブルベフル装備だとかなりの車重です。山岳ブルベや20km延々と登りなルートだと脚が保たない自信あり 😥

せっかくなので・・・この際もっと軽く回したい!ならば楕円リングだ!

ということで楕円リング(バロックギア)を試してみたいと思い、調べてみました。

通ってるショップで扱える楕円リングは

SMITH(スミス)
Sugino
RIDEA

の3社・・・Qリングとかの王道を入れたいところではありますが・・・

SMITH ホームページ

ピークを80°〜100°まで10°刻みで選べる。
34±2T、34±3T、36±2T
色は、ガンメタ・ブラック・レッド・ブルー
SHIMANO R9100,R8000,R7000,9000,6800,5800対応
ホームページの漫画がわかりやすい

Sugino ホームページ

34Tか32Tのどちらか
32Tの場合はアウターは50T
32Tは、PioneerやSHIMANOのパワーメータNG
色は、ダークグレイ・レッド
SHIMANO R9100,R8000,R7000,9000,6800,5800対応
ホームページの検証動画がわかりやすい

RIDEA ホームページ

34T,36T,38T,40T,42T,44T±2T
46T,48T,50T±3T

のバラ売り(ブラック、オイルスリック)

アウター/インナーのセット
(フルプレートかセミプレート)

SHIMANO R9100,R8000,R7000,9000,6800,5800対応

Qリングににたメーカーロゴがカッコいい
ラインナップが豊富

色々と考えた結果、SuginoのBBを注文するついでに32Tという限界ギリギリの歯数に惹かれてSugino の32±2T楕円リングをチョイス

ピークパワー時、変速時は34T
それ以外は30Tまで落ちる・・・

ギヤ比がとんでもなく軽くなる・・・軽くなりすぎる感があるが果たして・・・

完成が楽しみだ!

作成の励みになります!イイね!シェア!コメント!お願いします!

BB ボトムブラケットについて考えてみる

さて、次に導入したいクランクが決まりました。

SHIMANO ULTEGRA R8000 50/34T 165mm

クランク長について考えてみる

しかし、導入にはもう一つ山を超えなければなりません・・・それはBB(ボトムブラケット)です。

パワーメーター選びを再度検討してみる

スプロケット を更に容量UPしてみる

パワーメーター導入や、バロックギアを入れようと画策していた時にも悩み結局やめてたBBの互換性・・・

今入っているのが、FSA BB386EVO

シェル幅:86.5mm
ねじ切り:なし(圧入)
内径:46mm
シャフト径:30mm

シェル幅とは、BBが入っているところのフレーム幅のこと

シェル幅

ねじ切りの有無と内径

ねじ切りの有無と内径

ねじ切りがあるタイプとは、昔ながらのシェル幅68mmのタイプに多く、スクエアテーパー、ホローテックⅡなど

ねじ切りなしの圧入タイプは、カーボンフレームに多く、よりハイパワーを稼ぐためにシャフト径が30mmと太いクランクに対応している。BB30・PF30・PF86・BB386EVOなど

シャフト径

シャフト径

SHIMANO DURA-ACE、ULTEGRAなどは24mm
FSAなどは30mm

ボトムブラケットを選ぶ時は、シェル長・内径・シャフト径・ねじ切り有無を要チェックです。シャフト径30mmでも内径が違うだけでかなり種類が出てますので!

ということで、今のマシンは・・・

シェル長:86.5mm
内径:46mm
ねじ切りなしの圧入

使いたいシャフト径:24mm

そんな規格のBBなんて・・・本来はない・・・ではどうするか?

BBメーカーから変換アダプタが出ています。

FSA EE084

このアダプターが手に入れば安上がりなのだが・・・残念ながら・・・コロナ絡みで輸入がストップしているため・・・手に入らない・・・待つか?

日本のメーカーであるはずだ!

Sugino CONVERTER

ありました!SuginoのBB386EVO-IDS24 STEEL CONVERTER

セラミックもありますが・・・値段の違いを体感できるか今の脚質だとわからないので・・・今回はスチールにしました。

アダプターを噛ますより良さそうです。

これで晴れてクランク交換の準備が整いました!

作成の励みになります!イイね!シェア!コメント!お願いします!

クランク長について考えてみる

クランク長とは・・・軸からペダル軸までの長さのこと。写真の矢印部分ですね。

クランク長とは

クランクは、ペダルにかけた力を「てこの原理」でパワーと回転力をチェーンへと伝える重要パーツ

このクランク長を決める要素は昔から色々と論議されているそうです。今の完成車にはほとんど170mmが採用されています。

体にあったクランク長を決める式はいくつかあるようです。

私のサイズを例に計算してみます。
(例:身長 168cm・股下 80cm)

身長(mm)÷10
1680÷10=168.0(mm)

身長(mm)÷10-5
1680÷10-5=163.0(mm)

股下(cm)×1.25+65
80×1.25+65=165.0(mm)

身長(mm)の9.5%
1680×9.5%=159.6(mm)

諸説あるそうですが、あとは2.5mm〜5mm刻みでクランク長を試してみるしか最適な長さというのは決まらないそうです。ただ、プロの世界でも少し短めのクランクを選択するのが最近のトレンドだそうです。

長くすれば、てこの原理でパワーがより強くリアに伝わり、短くすればパワーは弱くなります。ただ、2.5mm差のパワーは誤差範囲とのこと。

それよりも、股関節や膝への負担でクランク長を考えた方が良いらしい。

膝への負担?ってなりそうなので・・・昔懐かしい円周の求め方から考えてみたいと思います。

円周の求め方
直径(半径×2)×3.14 でしたね・・・ 🙄

170mmクランクの場合
170×2×3.14=1067.6mm

165mmクランクの場合
165×2×3.14=1036.2mm

ペダル一回転で差は31.4mm、3%も移動距離が減少するのですね・・・

仮にケイデンス80rpmで1分間回すと・・・

170mm:85408mm
165mm:82896mm

1分間で2.51mも差が出ます。ブルベ等のロングライドで12時間とか走ると・・・かなりの差になりますね。 😯

それだけ足を回すとなると・・・やはり膝や股間節への負担は大違いですね。体が硬い人、膝を壊しやすい人は見直すのが良いかと。

パワーメーターをこれからという方もクランク長気になってる場合は少し考えてみてはいかがでしょうか?

ちなみにSHIMANOクランクの場合は、長さの選択は以下の通りです。

DURA ACE(R9100)
165/167.2/170/172.5/175/177.5/180mm

ULTEGRA(R8000)
165/170/172.5/175mm

105(R7000)
160/165/170/172.5/175mm

となります。

以上のことから、ULTEGRA R8000 50/34T 165mmをチョイス

これを機に、少しでも足の負担が減ることを願います。

作成の励みになります!イイね!シェア!コメント!お願いします!