ギヤ比について考えてみよう(チェーンリング編)

前回のリアスプロケット換装に伴うギヤ比について書いてみました。

今回は、フロント側 チェーンリングについて少し考えてみたいと思います。

ギヤ比について考えてみよう

現在フロントには、
アウターギア:52T
インナーギア:36T
が入っています。

このギアの組み合わせにはいくつか種類があります。

コンパクトクランク:50/34T
ノーマルクランク:53/39T
セミコンパクトクランク:52/36T

ということで今はセミコンパクトクランクのようです。

ロードバイクの完成車はほとんどこの組み合わせですね。オールマイティーに使いやすい。脚質に応じて、コンパクト・ノーマルにも行けるようにあえて中間にしているという感じですね。

11-34Tにおいてセミコンパクトクランクとコンパクトクランクを比較してみます。

セミコンパクトクランク(52/36T)

11-34T(52/36T)

コンパクトクランク(50/34T)

11-34T(50/34T)

このように比較してみると、全体的にギア比が落ちるので軽く回せるということがわかりますね・・・ 😛

ギアの守備範囲も増えるので、より細かい使い分けができそうです。

逆にゴリゴリとパワーライドな場合は、ノーマルクランク(53/39T)に振れば、重たく回せるようになりますね。

私の脚質は、軽いパワーでハイケイデンス寄りだと思われるので、次のクランクはコンパクトクランクになりますね・・・

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ギヤ比について考えてみよう

先日、リアのスプロケットを11-30Tから11-34Tへ容量UPしてから200kmトレーニングしてみました。

↓ スプロケット換装時のブログ

スプロケット を更に容量UPしてみる

↓ 200kmライド時のログ

1月のブルベ時からかなり走っているので、脚力も多少はついたかもしれませんが、内容にはかなりの差があったので、比較してみたいと思います。

1月と今回の全体比較

全体としての感想は、楽だったなぁ〜という感じです。まだ走れる感覚です。その点は、心拍数の数値が物語っていると思います。

昨年の12月から取り組みはじめたハイケイデンス&軽いギヤで回すというのも効果が出ているみたいです。

軽いギヤで走る時は回さないと速度が出ないのですが、平均速度が僅かながら上がっていたのは嬉しいところ 😛

さて、ヒルクライムセクションはどうだったのか?

広島市安芸区と府中町の境にある甲越峠

甲越峠clim 3.23km/164m/ave.4%

甲越峠比較

ケイデンスを楽に上げられて走れてしまうので、どんどん登ってしまいました・・・結果心拍数は少し高くなってしまいましたが、最大180bpmなのでまだ余裕はある感じでした。

江田島市江田島町にある県道297号climb(幸の浦峠)

県道297号climb 1.97km/124m/ave.6%

幸の浦峠比較

1月の時は、心拍数が限界でどうにか登った感じでした。足を数回ついた気がします。今回は、心拍数はそこまで変化せずに楽に登れた感覚です。

こうして比較してみると、リアのスプロケットを11-30Tから11-34Tへアップしたのは正解だったようです。歯数が大きくなると平均速度が遅くなるかなと思いましたが、楽に漕げる分パワーを温存できることから、結果として平均速度が上がった感じです。 🙄

さて、スプロケット換装時のブログでもアップしていましたが、

11-28:11-12-13-14-15-17-19-21-23-25-28
11-30:11-12-13-14-15-17-19-21-24-27-30
11-34:11-13-15-17-19-21-23-25-27-30-34

色付き部分がロングライドで使えているギアと記載していました。その使えてる感覚とはなんだろう?ということで少し勉強してみました。 🙄

車でレースして遊んでいた時もギヤをコースに合わせてセッティングを変えるだの色々聞いていましたが、パーツ代と工賃の兼ね合いで早々試せる代物ではなかったのですが、自転車のスプロケットは簡単に手が出るので、色々遊べますね。

使えているという感覚・・・恐らくギヤ比ですね。

ギヤ比とは、クランク(ペダル)を一回転した時のリアホイールの回転数のこと。
ギヤ比は、フロント歯数÷リアの歯数で計算

フロント52/36T・リア11-28T

11-28T

フロント52/36T・リア11-30T

11-30T

フロント56/36T・リア11-34T

11-34T

このように、ギヤ比と使えているという感覚を照らし合わせてみると・・・私の脚では、ギヤ比3.00未満ならケイデンスを維持して踏めるということらしい。

自身の脚質に合わせてスプロケットを考えるというのはありですね。

スプロケット以外にも、フロントアウター/インナーリングを変えることでもギヤ比は調整できますし・・・

このギヤ比から、出せる速度も計算できます。

必要なのは、
タイヤ周長(23c:2096mm、25c:2105mm、28c:2136mm)
ケイデンス(平均や最大数など)

速度(km/h)=ギヤ比×タイヤ周長÷1000×ケイデンス×60÷1000

例:フロント52T、リア17T、タイヤ23c、ケイデンス80rpm

ギヤ比:52÷17=3.06
タイヤ周長:2096mm

3.06×2096÷1000×80×60÷1000=30.78km/h
という具合です。

※2096÷1000は、mm→mへ変換
※最後の÷1000は、m/h→km/hへ変換
※タイヤ周長の後いきなり÷1,000,000しても差し支えない。

ここで、ちょっと思いつき・・・タイヤを太くしたら速度上がるということでは?

23c:30.78km/h
25c:30.91km/h(+0.13km/h)
28c:31.37km/h(+0.59km/h)

この差を12時間回したら・・・

23c:369.36km
25c:370.92km(+1.56km)
28C:376.44km(+7.08km)

へぇ〜ブルベ界において、タイヤ幅を太くする=エア圧低下による振動吸収性UPですが・・・走行距離にもこんなに差が・・・って言っても30分に満たない差ですが・・・300km、400km、600kmとチャレンジする上で、この損失は大きい 🙄

ロードレース界でもタイヤ幅を一つ上げる方向になってきているのが少し分かる気がしますね。

重量はわずかに増えるが、速度も上がる・・・ 😯

今は、ヒルクライム仕様なつもりでタイヤを23cにしていますが、次はブルベ用にタイヤの太さを戻すという選択肢がちゃんと根拠も分かったのでやってみたいと思います。

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スプロケット を更に容量UPしてみる

400kmブルベに向けて、フル装備でヒルクライムトレーニングなどをしていましたが・・・残念ながらコロナ自粛のため延期に 😥

400kmを目指す上で最大の課題は、いかに足を休めるペダリングをするか?昨年末にスプロケット を11-30にUPしていますが、軽装の200kmは良くても、400kmを見据えた重装備だと太腿にダメージが・・・

サドルの交換、サドル位置の見直しをはじめ色々試し、腰回り及び太腿に掛かる負担をかなり抜いたつもりですが、やはりブルベ装備満載ですとやはり重量が増すため、わずかなアップダウンと向かい風でみるみる乳酸が溜まり300kmで辛い・・・

もっと軽く回す手段・・・

1.フロントインナーをバロックギア(楕円)に変える
2.リアスプロケット を11-34までUPする

このどちらかがまず浮かぶ。

1.フロントインナーをバロックギア(楕円)に変える

現在ついているクランク(FSA)の場合、110mmの4穴であるもののアーム形状が異なるため、SHIMANO向けのバロックギアが使えない。クランク交換が必要・・・

クランク交換は、クランク長を短くするか悩む点と、BB(ボトムブラケット)の交換も必要・・・シムを入れて変換もできるが、コロナのため国際便がストップ中 😥

現在のBB:BB386EVO規格
SHIMANO:ホローテックⅡ規格

シャフトの径が30mm→24mm 😥

さて・・・どうしたものか・・・とりあえずバロックギア導入は断念 😥

2.リアスプロケット を11-34までUPする

左から28・30・34T

スプロケット ギア比較

11-28:11-12-13-14-15-17-19-21-23-25-28
11-30:11-12-13-14-15-17-19-21-24-27-30
11-34:11-13-15-17-19-21-23-25-27-30-34

色付き部分がロングライドで使えているギア

スプリント(トップスピード)はそこまで求めていないため、半分からローギア側しか使えていない 🙄

11−34にすることで、11−30よりも2枚守備範囲が広くなる!

しかし問題が1つだけ・・・リアディレーラーの換装が必要!

現在:SS(ショートケージ)30Tまで
必要:GS(ロングケージ)34Tまで

リアディレーラーをGSにする上で悩む点が3つ・・・

1.通常のGS
2.スタビライザー付きのGS
3.Di2化する気があるなら断念する

3のDi2化は、ディスクマシンに行きたい野望もあるので・・・STIレバーが無駄になる・・・よって断念

2のスタビライザーは、フロントインナーをバロックギア(楕円)にするならば、チェーン暴れによる脱落防止の意味でも有効

ということで・・・・

スタビライザー付きのULTEGRA RX
RD-RX800-GS

ULTEGRA 11-34スプロケット
CS-HG800

DURA ACE チェーン
CN-HG901-11

ゲージアームがかなり長いですね 😯

スタビライザースイッチ

スタビライザーのスイッチをONにすると、手でもアームが動かせないぐらいチェーンを引っ張る方向に反発します。 🙄

※ホイールを外す時は、OFFに・・・アームを手で持って外さないと、ゲージの長さと反発力のおかげでホイールが簡単に外せません 😥

ついでに検証

先日導入したKCNCのディレーラーガードも余裕でした。

転んだ先のディレーラーガード

変速機構のメカニズムが違うせいか、トップギア時にアームのでっぱり量が全く違いました! 😯

ということは・・・

ここにテールライト

テールライトをここにつけても干渉しない!エアロ形状のシートステーより確実!

さて、11−34Tの効果は果たして?

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サドルを比較してみる

今のロードバイク(MERIDA REACTO 5000)と出会ってまだ1年経ってないのですが・・・もうサドル4つ目・・・ 😯

サドル沼

MERIDA純正
SELLE SMP HELL (Web)
SUPACAZ Ignite Ti (Web)
SARFAS MH-RX (Web)

4つ使ってみての感想

純正サドルは、可もなく不可もなくだが、100kmから先は辛い

SELLE SMPは乗り心地、デザイン的にオススメ

SUPACAZは見た目重視になりますね・・・

SARFASは、超ロングライドに使えそうです。

さて、久しぶりに色々な角度から比較してみます! 😮

● 重量比較

SARFASはクッション材が多めなので、重量級ですね。 😛

● 全長比較

● 中央幅比較

いわゆる、股間部分の幅・・・これが広過ぎても、狭過ぎても痛い

私の場合、純正サドル位がちょうど良く、SELLE SMPに変えてしばらくは太ももが擦れて真っ赤になってた。中央部分のクッションは少なめだが、硬過ぎない。250km以上の長時間経つと底付きして痛み始める。

SUPACAZは、広過ぎて骨盤に直に当たる感じ・・・20kmくらいで嫌になる。中央部分のクッションは弾力がある。

SARFASは、左右独立で動くため、さらにマイナス5mmほど狭くなる。中央部分のクッションも厚めなのでいい!

●姿勢が立った時に骨盤が当たる部分比較

前傾姿勢から巡航で姿勢が立つと、サドルの後方に体重がかかる。

ロングライドだと・・・体重が後ろに行きやすい・・・骨盤が刺さる部分の感触を比較(私の場合およそ9cm幅)

MERIDAは、一番後方までほぼ均一に5mm弱沈む

SELLE SMP HELLは、後方にいくにつれて浅くなる。一番後方部分はほぼ沈まず、ベースの硬さがくる。

SUPACAZは、後方にかけて1cm〜5mmと沈むが、全体的にコシのある弾力があるので、指では柔らかく感じても、お尻だと硬く感じる。

SARFASは、左右独立のベースのしなりもあって、1.5〜2cmくらい沈む。指では若干プニョプニョした感触はあるが、お尻だと低〜中反発クッションに座ってる感じの反発感がある。

● シートレールの前後調整幅比較

前後調整幅比較

サドル推奨調整可能幅(刻印)で比較

MERIDA:5cm
SELLE :8cm
SUPACAZ:5cm
SARFAS:5cm

SELLE SMPは調整幅が大きいので、自由度が大きい

● サドル後部レール幅比較

シートレールを使ってボトルケージのホルダーベースをつけたり、シートバッグスタビライザーをつけたりするときの参考に・・・

MERIDA:5.5cm
SELLE :8cm
SUPACAZ:5.5cm
SARFAS:6cm

SELLE SMPは、プレートのある部分がUの字にレールが走っているので、サドルバッグ等のバックルが通りにくいこともある。

サドルは、体と一番触れていて体重がかかる部分・・・痛み出すと乗りたくなくなりますよね?サドル選びは、沼に陥りやすいと良く言われています。お店によってはレンタルでテストできる場合も・・・。自転車仲間に借りて試すのもあり・・・

ただし、短距離だと分からないので、できれば中長距離試す方が良いと思います!

このブログをきっかけに、体にあったサドルと巡り合えることを切に願います。

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サドル交換 SERFAS MH-RX パフォーマンス

つい先日、MINOURAのシートバックスタビライザーをつけるために、スパカズ のサドルに交換しましたが・・・(ブログ

スマートトレーナーや90kmライドで実際に使ってみましたが、どうも私のお尻とは相性が悪いようで・・・まだSELLE SMP HELLブログ)のほうが相性がいい!

ただしSELLE SMPは、300kmライド(ブログ)では、擦れはなかったものの骨盤周りが痛く・・・ 😥

多分、ロングライドになると上半身が立ってしまい、サドル後方に座りがちに。SELLE SMP HELL は、サドル後方のクッション性はほぼ無し・・・押してみるとレールの付け根部分が刺さるような硬さです。

ブルベでもSELLE SMP率は高い・・・HELLからEXTRAメーカーHP)にすると厚みが増すのでありかもしれませんが、MINOURAのシートバックスタビライザーが使えない・・・レール幅が肝心なので 😥

ということで、
MINOURAのスタビライザーが使えるレール幅
(後ろのハの字部分が60mm
左右分割形状
後部が柔らかめなもの
高すぎない

というわがままな仕様でサドル探し・・・

「ブルベ サドル」というキーワードで探すこと数日、SELLE SMP以外にヒットした中で気になったのが、SERFASのサドルが柔らかめという・・・

SERFAS メーカーHP 代理店ライトウェイ

E-GELシリーズがお店にあったので触ってみましたが、プニョプニョ・・・形状がちょっとシティーサイクル〜クロスバイクな感じ・・・中距離モデル

長距離、ツーリング向きというMH-RXは、左右分割!

スポーツ医学に基づいた設計とのこと・・・これは期待できるということで・・・試しに注文

実際に触ってみると、E-GELのようなプニョプニョ感はあまりなく、弾力はある。左右独立でしなるので、通常のサドル中央に座った時と、後方に座った時で形状が変化する感じ・・・少しは痛み軽減してくれるかも・・・

問題のMINOURA シートバッグスタビライザーは・・・無事に付きました!

スタビライザーの固定プレートは、無加工の場合、サドルバッグによっては固定ベルトのバックルが通らない場合があります。(R250のバッグが無理)

写真のように、
バックル幅に合わせて上部を削り加工
固定プレートを少し下げたいので、レールと当たる部分を削り加工

装着までは順調!さて、乗り心地はいかに?

スマートトレーナー(ZWIFT)で30kmほど漕いでみましたが、サドル位置の調整にだいぶ悩みましたが、確定後は意外と快適に漕げました!

いつも、1時間に1回くらいはサドルから腰を浮かしてほぐすのですが・・・気づいたら1時間過ぎてた?って感じでした。

これから100kmライドなどを繰り返し、ブルベで使用できるか検証してみます!

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