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BB ボトムブラケットについて考えてみる

さて、次に導入したいクランクが決まりました。

SHIMANO ULTEGRA R8000 50/34T 165mm

クランク長について考えてみる

しかし、導入にはもう一つ山を超えなければなりません・・・それはBB(ボトムブラケット)です。

パワーメーター選びを再度検討してみる

スプロケット を更に容量UPしてみる

パワーメーター導入や、バロックギアを入れようと画策していた時にも悩み結局やめてたBBの互換性・・・

今入っているのが、FSA BB386EVO

シェル幅:86.5mm
ねじ切り:なし(圧入)
内径:46mm
シャフト径:30mm

シェル幅とは、BBが入っているところのフレーム幅のこと

シェル幅

ねじ切りの有無と内径

ねじ切りの有無と内径

ねじ切りがあるタイプとは、昔ながらのシェル幅68mmのタイプに多く、スクエアテーパー、ホローテックⅡなど

ねじ切りなしの圧入タイプは、カーボンフレームに多く、よりハイパワーを稼ぐためにシャフト径が30mmと太いクランクに対応している。BB30・PF30・PF86・BB386EVOなど

シャフト径

シャフト径

SHIMANO DURA-ACE、ULTEGRAなどは24mm
FSAなどは30mm

ボトムブラケットを選ぶ時は、シェル長・内径・シャフト径・ねじ切り有無を要チェックです。シャフト径30mmでも内径が違うだけでかなり種類が出てますので!

ということで、今のマシンは・・・

シェル長:86.5mm
内径:46mm
ねじ切りなしの圧入

使いたいシャフト径:24mm

そんな規格のBBなんて・・・本来はない・・・ではどうするか?

BBメーカーから変換アダプタが出ています。

FSA EE084

このアダプターが手に入れば安上がりなのだが・・・残念ながら・・・コロナ絡みで輸入がストップしているため・・・手に入らない・・・待つか?

日本のメーカーであるはずだ!

Sugino CONVERTER

ありました!SuginoのBB386EVO-IDS24 STEEL CONVERTER

セラミックもありますが・・・値段の違いを体感できるか今の脚質だとわからないので・・・今回はスチールにしました。

アダプターを噛ますより良さそうです。

これで晴れてクランク交換の準備が整いました!

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クランク長について考えてみる

クランク長とは・・・軸からペダル軸までの長さのこと。写真の矢印部分ですね。

クランク長とは

クランクは、ペダルにかけた力を「てこの原理」でパワーと回転力をチェーンへと伝える重要パーツ

このクランク長を決める要素は昔から色々と論議されているそうです。今の完成車にはほとんど170mmが採用されています。

体にあったクランク長を決める式はいくつかあるようです。

私のサイズを例に計算してみます。
(例:身長 168cm・股下 80cm)

身長(mm)÷10
1680÷10=168.0(mm)

身長(mm)÷10-5
1680÷10-5=163.0(mm)

股下(cm)×1.25+65
80×1.25+65=165.0(mm)

身長(mm)の9.5%
1680×9.5%=159.6(mm)

諸説あるそうですが、あとは2.5mm〜5mm刻みでクランク長を試してみるしか最適な長さというのは決まらないそうです。ただ、プロの世界でも少し短めのクランクを選択するのが最近のトレンドだそうです。

長くすれば、てこの原理でパワーがより強くリアに伝わり、短くすればパワーは弱くなります。ただ、2.5mm差のパワーは誤差範囲とのこと。

それよりも、股関節や膝への負担でクランク長を考えた方が良いらしい。

膝への負担?ってなりそうなので・・・昔懐かしい円周の求め方から考えてみたいと思います。

円周の求め方
直径(半径×2)×3.14 でしたね・・・ 🙄

170mmクランクの場合
170×2×3.14=1067.6mm

165mmクランクの場合
165×2×3.14=1036.2mm

ペダル一回転で差は31.4mm、3%も移動距離が減少するのですね・・・

仮にケイデンス80rpmで1分間回すと・・・

170mm:85408mm
165mm:82896mm

1分間で2.51mも差が出ます。ブルベ等のロングライドで12時間とか走ると・・・かなりの差になりますね。 😯

それだけ足を回すとなると・・・やはり膝や股間節への負担は大違いですね。体が硬い人、膝を壊しやすい人は見直すのが良いかと。

パワーメーターをこれからという方もクランク長気になってる場合は少し考えてみてはいかがでしょうか?

ちなみにSHIMANOクランクの場合は、長さの選択は以下の通りです。

DURA ACE(R9100)
165/167.2/170/172.5/175/177.5/180mm

ULTEGRA(R8000)
165/170/172.5/175mm

105(R7000)
160/165/170/172.5/175mm

となります。

以上のことから、ULTEGRA R8000 50/34T 165mmをチョイス

これを機に、少しでも足の負担が減ることを願います。

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ギヤ比について考えてみよう(チェーンリング編)

前回のリアスプロケット換装に伴うギヤ比について書いてみました。

今回は、フロント側 チェーンリングについて少し考えてみたいと思います。

ギヤ比について考えてみよう

現在フロントには、
アウターギア:52T
インナーギア:36T
が入っています。

このギアの組み合わせにはいくつか種類があります。

コンパクトクランク:50/34T
ノーマルクランク:53/39T
セミコンパクトクランク:52/36T

ということで今はセミコンパクトクランクのようです。

ロードバイクの完成車はほとんどこの組み合わせですね。オールマイティーに使いやすい。脚質に応じて、コンパクト・ノーマルにも行けるようにあえて中間にしているという感じですね。

11-34Tにおいてセミコンパクトクランクとコンパクトクランクを比較してみます。

セミコンパクトクランク(52/36T)

11-34T(52/36T)

コンパクトクランク(50/34T)

11-34T(50/34T)

このように比較してみると、全体的にギア比が落ちるので軽く回せるということがわかりますね・・・ 😛

ギアの守備範囲も増えるので、より細かい使い分けができそうです。

逆にゴリゴリとパワーライドな場合は、ノーマルクランク(53/39T)に振れば、重たく回せるようになりますね。

私の脚質は、軽いパワーでハイケイデンス寄りだと思われるので、次のクランクはコンパクトクランクになりますね・・・

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ギヤ比について考えてみよう

先日、リアのスプロケットを11-30Tから11-34Tへ容量UPしてから200kmトレーニングしてみました。

↓ スプロケット換装時のブログ

スプロケット を更に容量UPしてみる

↓ 200kmライド時のログ

1月のブルベ時からかなり走っているので、脚力も多少はついたかもしれませんが、内容にはかなりの差があったので、比較してみたいと思います。

1月と今回の全体比較

全体としての感想は、楽だったなぁ〜という感じです。まだ走れる感覚です。その点は、心拍数の数値が物語っていると思います。

昨年の12月から取り組みはじめたハイケイデンス&軽いギヤで回すというのも効果が出ているみたいです。

軽いギヤで走る時は回さないと速度が出ないのですが、平均速度が僅かながら上がっていたのは嬉しいところ 😛

さて、ヒルクライムセクションはどうだったのか?

広島市安芸区と府中町の境にある甲越峠

甲越峠clim 3.23km/164m/ave.4%

甲越峠比較

ケイデンスを楽に上げられて走れてしまうので、どんどん登ってしまいました・・・結果心拍数は少し高くなってしまいましたが、最大180bpmなのでまだ余裕はある感じでした。

江田島市江田島町にある県道297号climb(幸の浦峠)

県道297号climb 1.97km/124m/ave.6%

幸の浦峠比較

1月の時は、心拍数が限界でどうにか登った感じでした。足を数回ついた気がします。今回は、心拍数はそこまで変化せずに楽に登れた感覚です。

こうして比較してみると、リアのスプロケットを11-30Tから11-34Tへアップしたのは正解だったようです。歯数が大きくなると平均速度が遅くなるかなと思いましたが、楽に漕げる分パワーを温存できることから、結果として平均速度が上がった感じです。 🙄

さて、スプロケット換装時のブログでもアップしていましたが、

11-28:11-12-13-14-15-17-19-21-23-25-28
11-30:11-12-13-14-15-17-19-21-24-27-30
11-34:11-13-15-17-19-21-23-25-27-30-34

色付き部分がロングライドで使えているギアと記載していました。その使えてる感覚とはなんだろう?ということで少し勉強してみました。 🙄

車でレースして遊んでいた時もギヤをコースに合わせてセッティングを変えるだの色々聞いていましたが、パーツ代と工賃の兼ね合いで早々試せる代物ではなかったのですが、自転車のスプロケットは簡単に手が出るので、色々遊べますね。

使えているという感覚・・・恐らくギヤ比ですね。

ギヤ比とは、クランク(ペダル)を一回転した時のリアホイールの回転数のこと。
ギヤ比は、フロント歯数÷リアの歯数で計算

フロント52/36T・リア11-28T

11-28T

フロント52/36T・リア11-30T

11-30T

フロント56/36T・リア11-34T

11-34T

このように、ギヤ比と使えているという感覚を照らし合わせてみると・・・私の脚では、ギヤ比3.00未満ならケイデンスを維持して踏めるということらしい。

自身の脚質に合わせてスプロケットを考えるというのはありですね。

スプロケット以外にも、フロントアウター/インナーリングを変えることでもギヤ比は調整できますし・・・

このギヤ比から、出せる速度も計算できます。

必要なのは、
タイヤ周長(23c:2096mm、25c:2105mm、28c:2136mm)
ケイデンス(平均や最大数など)

速度(km/h)=ギヤ比×タイヤ周長÷1000×ケイデンス×60÷1000

例:フロント52T、リア17T、タイヤ23c、ケイデンス80rpm

ギヤ比:52÷17=3.06
タイヤ周長:2096mm

3.06×2096÷1000×80×60÷1000=30.78km/h
という具合です。

※2096÷1000は、mm→mへ変換
※最後の÷1000は、m/h→km/hへ変換
※タイヤ周長の後いきなり÷1,000,000しても差し支えない。

ここで、ちょっと思いつき・・・タイヤを太くしたら速度上がるということでは?

23c:30.78km/h
25c:30.91km/h(+0.13km/h)
28c:31.37km/h(+0.59km/h)

この差を12時間回したら・・・

23c:369.36km
25c:370.92km(+1.56km)
28C:376.44km(+7.08km)

へぇ〜ブルベ界において、タイヤ幅を太くする=エア圧低下による振動吸収性UPですが・・・走行距離にもこんなに差が・・・って言っても30分に満たない差ですが・・・300km、400km、600kmとチャレンジする上で、この損失は大きい 🙄

ロードレース界でもタイヤ幅を一つ上げる方向になってきているのが少し分かる気がしますね。

重量はわずかに増えるが、速度も上がる・・・ 😯

今は、ヒルクライム仕様なつもりでタイヤを23cにしていますが、次はブルベ用にタイヤの太さを戻すという選択肢がちゃんと根拠も分かったのでやってみたいと思います。

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チェーンステーの保護をしてみる

先日、スマートトレーナー時におけるリアエンドの保護(確実な固定)をするべく、ワッシャーとDT SWISSのクイックを導入しました。

スマトレやり過ぎに注意!リアエンド損傷保護

その後、更にスプロケット を11-34Tにサイズアップするべく、リアディレーラーもGSのスタビライザー付きに・・・・

スプロケット を更に容量UPしてみる

これが曲者で、スタビライザーOFFでも反発力が通常のディレーラーよりもあり、アーム長が長いため、ホイールの脱着、スマートトレーナーの脱着に一苦労なのです。

脱着時に気をつけていても、チェーンステーの裏側にガリガリと当たりやすいため、塗装が剥がれてしまった部分が酷くならないか心配です。

↓ 現在こんな感じ 😥

フレーム修理の見積もり等をしてみましたが、破断した場合はディスクマシンに乗り換えたい野望もあるので、とりあえず保留で・・・

ということで、これ以上傷が増えないように対策をしてみることにしました。

今通っているショップがトライアルが得意で、私自身もトライアルマシンに対策していたためすぐに思いつきました 😆

Lizard Skins

Lizard Skins メーカーホームページ
色はグロスクリア、カーボン、マットクリアがあります。

貼ってもらいました

ハサミでカットして貼り、ドライヤーで炙ってガッチリ!

まるで最初からそうであったかのような感じです 😯

今回プロテクターを貼りましたが、過信することなく、丁寧な脱着を心がけて・・・このフレームで長く乗りたいところです。

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