クランク長について考えてみる

クランク長とは・・・軸からペダル軸までの長さのこと。写真の矢印部分ですね。

クランク長とは

クランクは、ペダルにかけた力を「てこの原理」でパワーと回転力をチェーンへと伝える重要パーツ

このクランク長を決める要素は昔から色々と論議されているそうです。今の完成車にはほとんど170mmが採用されています。

体にあったクランク長を決める式はいくつかあるようです。

私のサイズを例に計算してみます。
(例:身長 168cm・股下 80cm)

身長(mm)÷10
1680÷10=168.0(mm)

身長(mm)÷10-5
1680÷10-5=163.0(mm)

股下(cm)×1.25+65
80×1.25+65=165.0(mm)

身長(mm)の9.5%
1680×9.5%=159.6(mm)

諸説あるそうですが、あとは2.5mm〜5mm刻みでクランク長を試してみるしか最適な長さというのは決まらないそうです。ただ、プロの世界でも少し短めのクランクを選択するのが最近のトレンドだそうです。

長くすれば、てこの原理でパワーがより強くリアに伝わり、短くすればパワーは弱くなります。ただ、2.5mm差のパワーは誤差範囲とのこと。

それよりも、股関節や膝への負担でクランク長を考えた方が良いらしい。

膝への負担?ってなりそうなので・・・昔懐かしい円周の求め方から考えてみたいと思います。

円周の求め方
直径(半径×2)×3.14 でしたね・・・ 🙄

170mmクランクの場合
170×2×3.14=1067.6mm

165mmクランクの場合
165×2×3.14=1036.2mm

ペダル一回転で差は31.4mm、3%も移動距離が減少するのですね・・・

仮にケイデンス80rpmで1分間回すと・・・

170mm:85408mm
165mm:82896mm

1分間で2.51mも差が出ます。ブルベ等のロングライドで12時間とか走ると・・・かなりの差になりますね。 😯

それだけ足を回すとなると・・・やはり膝や股間節への負担は大違いですね。体が硬い人、膝を壊しやすい人は見直すのが良いかと。

パワーメーターをこれからという方もクランク長気になってる場合は少し考えてみてはいかがでしょうか?

ちなみにSHIMANOクランクの場合は、長さの選択は以下の通りです。

DURA ACE(R9100)
165/167.2/170/172.5/175/177.5/180mm

ULTEGRA(R8000)
165/170/172.5/175mm

105(R7000)
160/165/170/172.5/175mm

となります。

以上のことから、ULTEGRA R8000 50/34T 165mmをチョイス

これを機に、少しでも足の負担が減ることを願います。

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